中堅教員が疲弊する理由|教員不足と長時間労働の現実【元教員の視点】

元教員のつぶやき

こんにちは✨

元小学校教諭で3児の母、ポニョちゃんママです。

先日久しぶりに、海外の日本人学校で一緒に勤務していた後輩二人とランチをする機会がありました。
会うのは数年ぶり。
一緒に過ごした一年間は、私にとって初めて学年主任を務めた年でもあり、とても思い出深い時間です。

現在、二人のうち一人は正規採用の教諭として、もう一人は家庭の事情により講師として教育現場で働いています。
そんな二人との会話の中で、今の教育現場、特に中堅教員が抱える悩みがはっきりと見えてきました。

中堅教員の悩み① 退勤時間が遅すぎる現実

一人は小さな子どもを育てながら働いており、保育園のお迎えは18時30分。
それでも学校を出る際には、周囲に気を遣いながら「お先に失礼します」と声をかけているそうです。

本来、教員の退勤時間は16時45分。
特に講師の場合、正規教諭よりも業務量は少ないはずですが、現実には教諭と同等、もしくはそれ以上の仕事を抱えているケースも少なくありません。

平日の退勤は遅く、週末にも業務がある。
このような働き方では、「続けたい」と思えなくなってしまうのも無理はないと感じました。

中堅教員の悩み② 教員不足で現場が回らない

教諭が産休・育休・病休などで減った場合、代わりに入る先生が見つからない。
これは二人とも口をそろえて話していた問題です。

その結果、70代の講師や退職後のベテラン教員に頼ることで、何とか現場を回している学校もあるそうです。
場合によっては、空き時間のある別クラスの担任が授業に入ることもあります。

その「空き時間」は、本来であれば教材研究や授業準備、丸つけ、校務分掌などを行うための大切な時間です。
それが削られることで、仕事はさらに積み重なり、退勤時間が遅くなるという悪循環が生まれています。

中堅教員の悩み③ 若手教員の育成と質の担保

若手教員は、辞められては困る存在として、非常に大切に育成されているそうです。
しかしその一方で、少し注意をしただけで「それはパワハラではないか」と言われてしまうケースもあると聞きました。

もちろん、すべての若手教員がそうではありません。
それでも、教員の質をどのように保っていくのかという点は、現場にとって大きな課題になっています。

以前の職場の同僚からも、
「頼んだ仕事が進んでいない」
「やり方が分からないと言われる」
「事前相談なしに、全く違う方向で仕事が進められている」
といった話を聞きました。

これまで当たり前だったことが、当たり前ではなくなっている。
そんな変化を、多くの中堅教員が受け止めながら働いています。

元教員として、後輩たちに思うこと

これまで【元教員のつぶやき】シリーズで書いてきた内容は、まさに今現場で働く先生方の苦労そのものだと、改めて感じました。

私は後輩たちに、
「先生という仕事は素晴らしい」
「やりがいのある、かけがえのない仕事」
と伝えてきました。

しかし、厳しい状況の中で踏ん張っている後輩たちに、これ以上「頑張れ」とは言えません。
もう十分すぎるほど頑張っています。

せめて、休めるときにはしっかり休んでほしい。
それが今の私にできる精一杯の言葉でした。

教育現場に必要なのは「余裕」

力のある中堅教員ほど、仕事が集まり、負担が増えていきます。
本来であれば、

  • 適切な仕事量
  • 無理のない退勤時間
  • プライベートの確保

が守られるべきです。

子どもたちの成長について、前向きな報告が自然と聞けるような環境。
そんな「余裕」が、今の教育現場には必要だと強く感じています。

AI時代だからこそ、人が担う教育の価値

AIがどれだけ発展しても、教員の仕事すべてを代替することはできません。
学習面での支援は可能でも、生活指導や生徒指導は人にしかできない領域です。

だからこそ、先生一人ひとりが無理なく力を発揮できる環境づくりが不可欠です。

仕事量削減は急務

無駄な書類、アンケート、調査、会議、研究。
本当に必要なもの以外は、思い切って減らしていくべきだと思います。

先生が、子どもたちと向き合う時間にこそ、エネルギーを使えるように。
そのための改革が求められています。

学校と家庭で、子どもを育てるために

先生はロボットではなく、人間です。
働きすぎれば、心も体も壊れてしまいます。

保護者の皆さんには、
「学校に任せきり」ではなく、
「学校と家庭が一緒に子どもを育てる」という意識を持っていただけたらと思います。

全国の先生方が、少しでも余裕を持って子どもたちと向き合える教育現場になりますように。
そして、先生と子どもたちが笑顔で過ごせる日常が守られますように。

元教員として信頼している通信教育「Z会」

元教員として、数多くの教材を見てきましたが、
その中でも Z会 は、
「量より質」「答えを教えるより考えさせる」教材です。

・文章をじっくり読み取る力
・自分の考えを言葉で表現する力
・すぐに正解が出なくても考え抜く姿勢

これらは、学校現場でも本当に必要とされている力ですが、
時間に追われる授業の中では、十分に育てきれないことも多いのが現実です。

だからこそ、家庭学習で補える部分があると、
子どもも、先生も、少し楽になるのではと感じています。

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