家庭で簡単!自分の思いや考えを伝えられるようになる練習方法【元教員が解説】

元教員のつぶやき

はじめに

「自分の考えをうまく言葉にできない」
「発表や作文が苦手そうで心配…」

そんな悩みを持つ保護者の方は、意外と多いのではないでしょうか。

今回は、元教員の立場から
特別な教材もお金もかけずに、
家庭でできる“伝える力”の育て方をご紹介します。

実は我が家でも、日常の中で自然と行っている方法なのですが、
「これって発表や作文の土台になるな」と感じ、
ぜひ共有したいと思いました。

「もうやっているよ」という内容かもしれません。
ただ、意識しているかどうかで、子どもの表現力は大きく変わってきます。

準備もお金も不要!必要なのは「会話」だけ

この方法に必要なものは、たった一つ。

子どもと話をすること。

とてもシンプルですよね。

ただしポイントは、
「どんな質問をするか」です。

具体例:動物園での会話を発表練習に変える

例えば、動物園に行った後の会話です。

① 感想を聞く

「どの動物が可愛かった?」
→「うさぎ」「きりん」

② 理由を聞く

「どうしてそう思ったの?」
→「目がくりくりしていたから」
→「エサを食べている姿が可愛かった」

ここまでは、多くのご家庭で自然に行っていると思います。

③ 比較させる質問を加える

「他の動物と比べて、何が違ったの?」

→「うさぎは小さくて可愛い」
→「きりんは模様が可愛い」

④ さらに別の視点を提示する

「でも、ひつじももこもこして可愛いよね?」

→「うさぎもふわふわしている」
→「きりんはひつじより目が大きい」

ポイントは「理由」と「比較」

この会話で意識しているのは、次の2点です。

  • 感想を理由付きで話す
  • 他のものと比べて考える

「可愛い」という曖昧な感想が、
理由 → 比較 → 具体化
という流れで、自然と言語化されていきます。

小学生になると、ここまでつながる

この積み重ねがあると、小学生になる頃には、

  • 「なぜなら〜」
  • 「理由は2つあります」
  • 「1つ目は〜、2つ目は〜」

といった構成で話せるようになってきます。

例えば、

今日は動物園に行きました。
私が一番可愛いと思った動物はうさぎです。
なぜなら、目がくりくりしているからです。

さらに理由があります。
1つ目は、他の動物より体が小さいところです。
2つ目は、毛がふわふわしているところです。

このように、
家族との会話が、そのまま日記や作文につながるようになります。

会話を広げる質問例

さらに深めたい場合は、こんな質問もおすすめです。

  • うさぎに似ている動物は何?
  • 逆に、全然似ていない動物は?
  • 一番大きいと思う動物は?
  • どうしてそれは「小さい動物」じゃないの?

質問を変えるだけで、
思考はどんどん広がっていきます。

※年齢に応じて調整は必要です。
小さな子に質問しすぎると、
楽しい時間が負担になってしまうこともあります。

我が家で実践している「お話しタイム」

我が家では、お出かけの帰りの車の中で
【お話しタイム】をよく取り入れています。

  • 一番楽しかったこと
  • 一番印象に残っていること
  • もう一度やりたいこと

親も一緒に話すことで、
「パパはそんなことを考えていたんだ」と
お互いの気持ちを知る時間にもなっています。

年齢別の関わり方の例

3歳

「〇〇が楽しかったです」
と丁寧に言えたら、それだけで十分。

できたところだけを拾って褒めることを意識しています。

5歳

「楽しかったことは2つあります」
と数を意識した話し方が少しずつ可能に。

まだ無理に
「理由は〜」「1つ目は〜」
と言わせる必要はありません。

まとめ|「ただ話す」+少しの意識でOK

特別な教材や練習をしなくても、
日常会話の中で
「考えを伝える」意識を持つことが大切です。

その積み重ねが、
学校での発表や作文につながっていきます。

ぜひ、
今日の会話から少しだけ意識してみてください。

「こんな場合はどうしたらいい?」
「うちの子はここでつまずく」
などあれば、コメントで教えていただけると嬉しいです。

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